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【 続・糖尿病とコーヒーの意外な関係 】

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続いて、他の研究についても見て行くことにしましょう。

■ コーヒーを飲む人ほど血糖値が上がりにくい

東大病院と朝日生命糖尿病研究所の調査によると、コーヒーを良く飲む人ほど血糖値が上がりにくいという結果が出ています。
<調査対象>東京都葛飾区の検診に参加した50歳の男女のうち糖尿病と診断されていない計2452人(男941人、女1511人)の空復時の血糖値
<調査結果>コーヒーを飲む回数と境界型(空腹時血糖値110以上)の割合
男性:週一回未満⇒19.0%が境界型
    週五回以上の人⇒9.7%が境界型
女性:
週一回未満⇒6.9%が境界型
    週五回以上⇒3.6%が境界型
コーヒーを飲む習慣がない人に比べて、習慣のある人の方が糖尿病になりにくいということが予想される結果でした。調査では、紅茶や緑茶、ウーロン茶でも同様の調査をしたようですが、血糖値との関連は見つからなかったとしています。


■ コーヒーの成分
こうした研究報告によって糖尿病とコーヒーの関連が明らかになってきたのですが、コーヒーの中のどのような成分が効果をもたらしているのでしょうか?はっきりしたことは分かっていませんが、クロロゲン酸やカフェインが関与していることが考えられています。
クロロゲン酸は、活性酸素を撃退するスカベンジャー(抗酸化物質)として最近注目が高まっている成分です。コーヒーにはクロロゲン酸が非常に多く(成分の7%)、抗酸化作用とともに糖代謝の改善に関係しているのではないかとされています。糖尿病になると血糖値が上昇し、活性酸素が体内に溜まりやすくなります。そして、動脈硬化や様々な合併症の進行には活性酸素の存在が大きな影響を及ぼしているのです。その他、クロロゲン酸は、癌細胞の増殖を抑制する力もあることが指摘されています。
カフェインについては、まず膵臓を刺激してインスリンの分泌を高めたり、インスリンへの感度を向上させることが予想されます。また、カフェインの肥満解消効果も見逃せません。カフェインを含んだものを食べていると太りにくいとされ、脂肪を分解するリパーゼという酵素を活性化することによるのではないかと予想されています。

さて、コーヒーの良いところばかり書きましたが、悪いところも無いわけではありません。食事中にコーヒーを飲むと鉄分の吸収が悪くなることや、僅かながら発がん性を持つ物質も存在しているという指摘もあります。また、妊娠中にはあまり飲まない方が良いとも言われています。
どんな食べ物でも食べすぎは良くありませんし、それだけ食べていれば良いという万能なものはありません。ありきたりですが、バランスよい食事を基本にしながら、コーヒーの習慣を持つようにすると良いかもしれません。
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